定期的な健診(検診)で病気を早期発見・治療!
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胃がんリスク検査とは

胃がんのリスク因子とされるピロリ菌の検査と、胃粘膜の萎縮度を調べるペプシノゲン検査を組み合わせ、胃がんになるリスクを「A群」・「B群」・「C群」・「D群」の4 つに分類する検査です。

対象者

以下の①から⑧のすべてに該当する方

①市内に居住地を有する40歳以上59歳以下の方(年度末時点での年齢)
②ピロリ菌の除菌治療を受けたことがない方
③上部消化器(食道・胃・十二指腸)について自覚症状がない方、消化性潰瘍又は逆流性食道炎で治療中ではない方
④胃酸分泌抑制薬(主にプロトンポンプ阻害薬)を検査前2か月以内に服用していない方
⑤胃を切除する手術を受けていない方
⑥腎機能障害(目安:クレアチニン値が3mg/dl以上)ではない方
⑦免疫機能低下、ステロイド投与、免疫抑制剤投与していない方
⑧過去に本市が実施する胃がんリスク検査を受診していない方

受診間隔

1人1回まで

自己負担金

500円
ただし、以下の方は自己負担金が免除されます。

自己負担金免除該当者

免除該当者 証明書類等
生活保護世帯の方 「保護受給証明書」(区役所の生活保護窓口に申請)を医療機関の窓口へ提出
市民税非課税世帯の方 「市民税非課税確認書」(保健センターに申請) または 「介護保険料納入通知書・介護保険料額決定通知書・特別徴収額通知書」(第2段階から第4段階で本人のものに限る)の写しを医療機関の窓口へ提出
名古屋市医療費助成制度(障害者医療・ひとり親家庭等医療)受給者 「障害者医療証」または「ひとり親家庭等医療証」を医療機関の窓口で提示
中国残留邦人等に対する支援給付受給者 「本人確認証」の写しを医療機関の窓口へ提出

※証明書類の取得方法について、詳しくは 名古屋市公式ウェブサイトにてご確認ください。
※免除の対象者であっても、すでに自己負担金を支払って受診した場合は、返金できませんのでご注意ください。
※検診の結果、精密検査が必要となったり病気が発見された場合の検査料や治療費等は別途費用が発生しますので、ご注意ください。

検診方法

問診及び採血によるピロリ菌抗体検査(血清)、ペプシノゲン検査(血清)
ピロリ菌抗体検査及びペプシノゲン検査は、現在胃がんかどうかを調べる検査ではありません。
ピロリ菌検査は血液中の抗体の量を測定し、ピロリ菌感染の有無を調べるものであり、ペプシノゲン検査は胃粘膜から分泌されるペプシノゲンという物質を調べ、胃の炎症や萎縮度を調べるものです。

検査場所

協力医療機関

医療機関検索ページで協力医療機関をご確認のうえ、ご希望の医療機関へ直接、電話等でお申し込みください。
※お申し込みの際には必ず「名古屋市の胃がんリスク検査を希望」とお伝えください。

②検診当日は、住所と生年月日がわかるもの(健康保険証や運転免許証等)をお持ちになってお出かけください。

精密検査について

胃がんリスク検査でB群・C群・D群となられた方には、精密検査の受診をご案内します。
精密検査では、胃がん等の疾患がないか確認するため、内視鏡検査を行います。
精密検査で現在ピロリ菌に感染していることが確定した場合は、除菌について医師にご相談ください。

※精密検査及び除菌治療は原則保険診療となりますので、医療費の自己負担分がかかります。