症状がなければ実感がわかず、つい大丈夫だろうと思ってしまいがちです。また、毎日の忙しさから、面倒に感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、早期のがんは、ほとんどの場合は症状がありません。精密検査を受診しなければ、本当に大丈夫かどうかは分かりません。
もし、まだ精密検査を受診していない場合は、ぜひこの機会に精密検査を受診することをお勧めします。
平成29年度に、名古屋市の肺がん検診で精密検査が必要と判定されて精密検査を受けた方のうち、実際に肺がんが発見された割合は約3.0%であり、必ずしも「がん」というわけではありませんが、5割以上の方が何等かの疾患があると診断されています。
「要精密検査」はあくまで「がんの疑い」にすぎませんので、きちんと精密検査を受けることが大切です。
肺がんの精密検査の方法には、胸部CT検査や気管支鏡検査などがあります。
(検査方法は、年齢や合併症の有無等によっても変わりますので、医師とご相談ください。)
気管支鏡と呼ばれる内視鏡を鼻や口から気管支に挿入し、病変が疑われた部分を直接観察します。必要に応じて組織を採取し、悪性かどうか調べます。検査前に喉や気管の痛みを軽減するために口腔の奥まで局所麻酔をした上で行います。
呼吸器科のある専門医療機関を受診してください。
予約が必要な場合や、受診する際の注意事項がある場合がありますので、あらかじめ電話等で確認をお勧めします。
精密検査にかかる費用は、保険診療となります。
名古屋市がん検診の費用とは異なりますので、ご注意ください。
がんについて誤った情報が多くあります。正しい知識を身につけましょう。
がん情報サービス(国立がん研究センター) https://ganjoho.jp/public/index.html
名古屋市では、がん体験者やがん患者を支えた家族で、一定の研修を修了した「ピアサポーター」が、がん患者の不安や悩みを聞き、相談にのったり、患者会などで患者同士の交流を行う、がん相談・情報サロン「ピアネット」を運営しています。
電話:052-243-0555
FAX:052-243-0556
https://pia-net.jpn.org/
開館日時:火曜日から土曜日(祝・年末年始除く) 10時〜16時