定期的な健診(検診)で病気を早期発見・治療!
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がん検診で「要精密検査」と判定された場合は、「がんの疑いを含め、異常(病気)がありそう」と判断されたことを意味します。より詳しい検査(精密検査)を行い、本当に異常があるかどうかを調べる必要があります。
早期に発見できれば、がんは決して怖い病気ではありません。「精密検査が必要」と判定されたら必ず精密検査を受けましょう。

特に症状はないし、面倒くさい・・・

症状がなければ実感がわかず、つい大丈夫だろうと思ってしまいがちです。また、毎日の忙しさから、面倒に感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、早期のがんは、ほとんどの場合は症状がありません。精密検査を受診しなければ、本当に大丈夫かどうかは分かりません。
もし、まだ精密検査を受診していない場合は、ぜひこの機会に精密検査を受診することをお勧めします。

「がん」と診断されたらどうしよう・・・

平成29年度に、名古屋市の乳がん検診で精密検査が必要と判定されて精密検査を受けた方のうち、実際に乳がんが発見された割合は約6.8%であり、必ずしも「がん」というわけではありませんが、約5割以上の方が何等かの疾患があると診断されています。
「要精密検査」はあくまで「がんの疑い」にすぎませんので、きちんと精密検査を受けることが大切です。

精密検査って何をするの?

乳がんの精密検査の方法には、マンモグラフィの追加撮影、超音波検査、細胞診、組織診などがあります。
(検査方法は、年齢や合併症の有無等によっても変わりますので、医師とご相談ください。)

マンモグラフィの追加撮影

超音波(エコー)検査

乳房の表面から超音波を発生する器械をあてて、超音波の反射の様子を画像で確認する検査です。

細胞診、組織診

疑わしい部分に針を刺して、細胞や組織を採取し悪性かどうかを診断します。

どこで精密検査を受ければいいの?

乳腺外科、乳腺外来のある専門医療機関を受診してください。
予約が必要な場合や、受診する際の注意事項がある場合がありますので、あらかじめ電話等で確認をお勧めします。

検査費用は?

精密検査にかかる費用は、保険診療となります。
名古屋市がん検診の費用とは異なりますので、ご注意ください。

がんについて正しい情報を得るためには?

がんについて誤った情報が多くあります。正しい知識を身につけましょう。
がん情報サービス(国立がん研究センター) https://ganjoho.jp/public/index.html

がんについて相談したいときは・・・?

名古屋市では、がん体験者やがん患者を支えた家族で、一定の研修を修了した「ピアサポーター」が、がん患者の不安や悩みを聞き、相談にのったり、患者会などで患者同士の交流を行う、がん相談・情報サロン「ピアネット」を運営しています。

名古屋市がん相談・情報サロン ピアネット

電話:052-243-0555
FAX:052-243-0556
https://pia-net.jpn.org/
開館日時:火曜日から土曜日(祝・年末年始除く) 10時〜16時